東京ビエンナーレ2020/2021 全体概要のお知らせ

一般社団法人東京ビエンナーレ2021年5月01日 10時00分
2021/04/30

東京ビエンナーレ2020/2021 開催概要

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202104304400-O10-jsD7NrP9
名  称:  東京ビエンナーレ2020/2021
テ  ー  マ:  見なれぬ景色へ ―純粋 × 切実 × 逸脱―
会  期:  2021年7月10日(土)〜9月5日(日) ※会期は変更になる場合があります。
主  催:  一般社団法人東京ビエンナーレ
後  援:  千代田区、中央区、文京区、台東区、一般社団法人千代田区観光協会、一般社団法人中央区観光協会、一般社団法人文京区観光協会、アイスランド大使館、米国大使館、イスラエル大使館、イタリア大使館、シンガポール共和国大使館、台湾文化センター、ニュージーランド大使館、ブラジル大使館
特別助成:  文化庁/独立行政法人日本芸術文化振興会 令和3年度日本博イノベーション型プロジェクト、公益財団法人石橋財団
助  成:  公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、アジアン・カルチュラル・カウンシル、公益社団法人企業メセナ協議会 2021 芸術・文化による社会創造ファンド
特別協賛:  三菱地所株式会社、株式会社大丸松坂屋百貨店、ソフトバンク株式会社
協  賛:  大丸有 SDGs ACT5 実行委員会、株式会社東京ドーム、日本マクドナルド株式会社、日本ペイント株式会社、株式会社ビルテック
特別協力:  3331 Arts Chiyoda、一般社団法人非営利芸術活動団体コマンドN、株式会社ムラヤマ 、⼀般社団法⼈⼤⼿町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会
協  力:  株式会社良品計画、特定非営利活動法人 大丸有エリアマネジメント協会
総合ディレクター:中村政人、小池一子
会  場:  東京都心北東エリア(千代田区、中央区、文京区、台東区の4 区にまたがるエリア) 
※当事業は新型コロナウイルス感染症の感染防止策を講じ、 各方面からの情報収集を行いながら慎重な判断の下で実施いたします。 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202104304400-O2-C0tcPP9p
東京ビエンナーレ2020/2021 メインビジュアル
アートディレクション&デザイン:Asyl(佐藤直樹+菊地昌隆)
 

開催によせて

三度目となる緊急事態宣言期間が再び始まり、まだまだ予断は許されない状況です。そんな中、なぜわたしたちは「東京ビエンナーレ2020/2021」の開催を宣言するのか。それは、「東京ビエンナーレ」の構想が、アートのための催事ではなく、市⺠レベルの「新たな体験の共有」へのチャレンジであることに由来しています。今回掲げている「見なれぬ景色へ」というテーマはそこから導かれたものであり、その元には立ち上げに際して掲げた「“私”から“私たち”へ」の思いがあります。

〈この東京で、あるいは社会全体で誰もがどこかで感じている“不安”のようなものは、「個」の考えや存在では拭うことができません。それは「私」という個の意識が、「私たち」という俯瞰した意識に広がったときに、はじめて問題の核心に辿り着いたり、解決策を見いだせるのではないでしょうか。〉 

これは「東京ビエンナーレ市⺠委員会」発足(2018年)にあたっての言葉ですが、現在の事態に伴う“不安”も包摂しています。東京ビエンナーレが活動コンセプトとしている「歴史と未来」「教育」「幸福感」「回復力」は、コロナ禍の現在、より一層重要になっており、そのための「創造的な活動を広げるフレーム」はまさに今求められていると確信しています。「東京ビエンナーレ」は 「新しいフレームや仕組みを実験する場」です。その新たなフレームには感染症対策も、もちろん含まれます。こんな時期だからこそ、より自覚的に、「自分たちの文化を、自分たちの場所でつくっていく」ことに挑みたいと思います。
日々状況が変化し予測が難しい状況ですが、コロナ禍だからこそ生まれたプロジェクトもあります。 そこにあるのは不安がかりではありません。形のないものを包み込む優しさや、目に見えない何かを想像する力、人と人の間に生まれた新たな領域をつなぐもの......。東京のまちでしか出会えない 「見なれぬ景色ヘ」、そしてたくさんの心動かされる体験を、どうぞご期待ください。

東京ビエンナーレ2020/2021 総合ディレクター  中村政人、小池一子

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左:中村政人 右:小池一子

 
テーマ 見なれぬ景色へ  ―純粋 × 切実 × 逸脱―
東京の街の中で何かが起こること、それを起こすのはアートだ、ということを告知するキャッチ・フレーズが「見なれぬ景色へ」です。 すでに存在している都市の街並みに思わぬ仕掛けを突きつけて、あ、この景色の変化は何だ?と思わせるのはアーティストの仕事。また意識もせずになじんできた通り道に違和感を感じたら、それがアートの仕業だった ということも起きるでしょう。日常の空間や景色を新しい目で見て未来へつなぐ、今からやり直せることを発見する。この厳しい夏がからこそと、 アートへの強い願いをこめています。 

東京ビエンナーレ2020/2021  総合ディレクター 小池一子 

 
プロジェクト 
東京ビエンナーレは3つのプロジェクトや連携プロジェクトで構成しクロスする共生型芸術祭です
全63組が参加予定 (4月30日現在 )

①アーツプロジェクト 
アート、建築、デザイン、ファッション、テクノロジーなどさまざまな領域からクロスジャンルなコンテンツを提示
池田晶紀、伊藤ガビン、井田大介、宇川直宏、大木裕之、川村亘平斎+宮本武典、グランドレベル(田中元子+大⻄正紀)、栗原良彰、佐藤直樹、竹内 昌義+中田理恵、高山 明、立花文穂、椿 昇、津村耕佑、遠山正道、内藤 礼、中村政人、並河 進、⻄尾美也、⻄原 珉、⻄村雄輔、⻑谷川逸子、 畠山直哉、林 加奈子、藤 浩志、宮永愛子、村山修二郎、柳井信乃、山縣良和、山崎 亮、リー智子、AR三兄弟、O JUN、commandN、 KENTARO!! a.k.a. Dayonashiik 参加アーティスト(50音順)

②公募プロジェクト ソーシャルダイブ
東京にダイブし社会と深く交わることをミッションに国内外から1500組以上から選ばれたアーティストによるプロジェクト
【国内】鶯谷ベル・エポック、遠藤 薫、佐藤史治+原口寛子、鈴木真梧、スタジオバッテリー、セカイ+一條/村上/アキナイガーデン、髙畑早苗& Creative Kids Club 人形町、2.5 architects(森藤文華+葛沁芸)、東京アルプス、トキメキ運送、久村卓、BKY+銭湯山車巡行部、藤原佳恵、太湯雅晴、Hogalee、MMIX Lab、門馬美喜、野営、山中カメラ 
【海外】フィオナ・アムンセン(ニュージーランド)、ダフナ・タルモン(イスラエル)、鄭 亭亭(チェン・ティンティン・台湾) 、陳 飛豪(チェン・フェイハオ・台湾)、マルコ・バロッティ(イタリア)、アリーナ&ジェフ・ボリュミス(アメリカ)、マイケル・ポンブロウ (ニュージーランド)
【参加調整中】ホズィーリス・ガヒード(ブラジル)、ペドロ・カルネイロ・シルヴァ(ブラジル)&アーダラン・アラム(ドイツ)、クレイ・チェン(シンガポール)、ケレム・オザン・バイラクター&ブスラ・トゥンチ(トルコ)、ヒルダー・エリザ・ヨンシュドッティル (アイスランド)  参加アーティスト(50音順)

③ソーシャルプロジェクト 
東京ビエンナーレを通じてアートを介入しながら継続的にコミュニティと関わり、人を育む育成プログラムとしても機能

①災害対応向上プロジェクト ディレクター:オンデザイン
アートプロジェクトとして「災害対応」に取り組み現代にふさわしい市民関係を生み出します。
②国際批評空間創出プロジェクト 
ディレクター:毛利嘉孝 
ウェブやソーシャルメディアを中心にデジタル化とグローバル化の時代の批評とメディアのあり方を考え、実践します。
③デザインプロジェクト ディレクター:佐藤直樹
ロゴや会場サインなど、デザインが関わる領域に対して、最先端を走る気鋭のデザイナーが議論しながら制作します。
④アートライティングスクール ディレクター:福住 廉
批評、編集、広報に通底する文字系の職人を育成するプロジェクト。
⑤学環創出プロジェクト ディレクター:伊藤達矢
複数の大学間の垣根を超えた学生同士のネットワークを活かし、新しい学びのプラットフォームの形成を目指します。
⑥学校活用プロジェクト
「学校」という公共空間を主会場として継続的に活用する「学校活用プロジェクト」を一つの柱として展開します。

■連携プロジェクト
Life in Art Exhibition(株式会社良品計画)
東京ビエンナーレと連動して3つの拠点でLife in Art の展示会を行います。
詳細はこちら https://www.idee-lifeinart.com/

 
東京ビエンナーレの5つの特徴

①2020年の延期を乗り越え開催する芸術祭
当初2020年夏に開催する予定でしたが新型コロナウィルス感染症の蔓延を受けて、昨年5月に開催延期を決定しました。2021年の7月〜9月をコア期間とし、その開催までの期間をプレ期間と設定。アートプロジェクトを継続的に実施しながら、マイクロファンドやSNSなども活用し、市民との関わりを一層深めるとともにコロナ禍での対策を行い、新常態の国際芸術祭として延期を乗り越え、2021年夏に開催いたします。
 
②市⺠主導のボトムアップ型芸術祭
東京ビエンナーレは、アートのための国際催事ではなく、まちに宿る文化資源を丁寧に感じ取り、その可能性を引き出し、「私」から「私たち」 へ意識や創造的な活動を広げるフレームでもあります。様々なアプローチをすることによって、アーティストだけではない多様な人々が関わり合う国際芸術祭を作り上げます。
【画像】
東京ビエンナーレ2020構想展「WHY Tokyo biennale?」©東京ビエンナーレ

③江戸期からの基層文化を色濃く残す東京北東エリアを会場にエキサイティングな体験ができる芸術祭
近代国家の首都でありながら、江戸期から連綿と続く基層文化を残す東京都心北東エリア。このエリアを中心に、その変化に富んだ地形、庶民的な街並み、歴史的建造物、近代的都市空間などにアートプロジェクトを仕掛けます。実空間とデジタル空間の作品群を、来場者は移動しながら縫うように廻り鑑賞していきます。

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《池田晶紀ポートレイトプロジェクト2012-2018 いなせな東京》2012、清水祥彦/田畑秀二/鳥居 繁
千代田区外神田 神田明神、ⒸMasanori Ikeda

④アーツプロジェクト、ソーシャルダイブ、ソーシャルプロジェクトの3つのプロジェクトで構成する共創型の国際芸術祭
アート、建築、デザイン、ファッション、テクノロジーなどさまざまな領域からクロスジャンルなコンテンツを提示するアーツプロジェクト。東京にダイブし社会と深く交わることをミッションに、公募によって国内外合わせて1500組以上の応募から選ばれたアーティストの展示やプロジェクトを実施するソーシャルダイブ。そして、東京ビエンナーレを通じてアートを介入させながら継続的にコミュニティと関わり、人を育む育成プログラムとしても機能するソーシャルプロジェクト。これらが様々にクロスし、共創した芸術祭を創造します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202104304400-O6-6xf2103P
Hogalee「Landmark Art Girl」東京都千代田区神田小川町1-6-1宝ビル

⑤最新デジタル技術を取り入れて新しいまち体験を創造する芸術祭
携帯電話を片手に、想像力を掻き立てるXR技術を活用したAR作品や、ストーリーテラーによるまちの物語をめぐり、地域の人との出会いなど、まちの新しい楽しみを提供する芸術祭。
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出品作家 栗原良彰によるイメージイラスト

 
会場について
東京ビエンナーレは東京・北東部の6つのエリアで構成します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202104304400-O3-l6wn1lOY

神田・湯島・上野・蔵前エリア 
新しい町並みの中にも江戸の伝統様式を残す町家や商店が点在する神田や電気街・秋葉原。繁華街の他に文化施設も多く、常に人が賑わう湯島・上野。蔵前は、古い建物をリノベーションしたショップやカフェが若者で賑わっています。

大丸有・日本橋・京橋・銀座エリア 
大丸有 という愛称で親しまれる大手町、丸の内、有楽町エリアは街の再構築により楽しむ街という新たな顔も。日本橋は昔ながらの老舗と高層ビルが混在し、京橋や銀座は今も多くのギャラリーが文化を発信し新旧様々な店が軒を連ねます。

本郷・水道橋・神保町エリア 
東京大学を始め様々な教育施設が立ち並び、その周辺には住宅街が囲む本郷周辺。南側に位置する水道橋には、賑やかなレジャー施設や学生街が続きます。隣接する神保町は世界一の古本の街として知られています。

番町・麹町エリア 
江戸初期から武家屋敷が置かれ、周囲に商家が立ち並んでいた番町・麹町。多くの文豪や文化人達も住まいを構えた文明開化の時代の名残に遭遇します。大使館や教会、ミッションスクールも多く国際色豊かな文化が育まれています。

谷根千・日暮里エリア 
神社仏閣や歴史を感じる建物が多く新しさと懐かしさが混在しそぞろ歩きが楽しめるた谷根千エリア。日暮里駅から南下すると、個性的なディープタウン・鶯谷を通り上野方面に徒歩でも向かうことができます。

その他のエリア 
上記エリア以外でも、飛び地的に東京ビエンナーレの作品展示やイベントが行われます。

■ウェブサイトにおすすめルートを随時ご紹介しています。ぜひご参考にしてください。

 
チケット情報
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202104304400-O9-D9XnJI76
*中学生以下無料 *ほか注意事項などはウェブサイトをご覧ください。
*購入はチケットぴあ、ArtStickerにてお求めください。
*会期中には東京ビエンナーレインフォメーションセンターでもお買い求めいいただけます。

 
オウンドメディア
ウェブサイト https://tb2020.jp/
東京ビエンナーレnote https://note.com/tokyobiennale
批評とメディアの実践プロジェクト『RELATIONS』 https://relations-tokyo.com
アートライティングスクール https://note.com/artwritingschool
ほか Facebook、Instagram、Twitter

 
実施体制
総合ディレクター   中村政人、小池一子
アドミニストレーター  宍戸遊美
プロジェクトプロデューサー  中⻄ 忍
クリエイティブディレクター  佐藤直樹
プログラムディレクター  宮本武典
エクスペリエンスクリエイティブディレクター  並河 進
エディトリアルディレクター  上條桂子
リエゾンディレクター  橋本樹宜
ソーシャルプロジェクトディレクター  伊藤達矢、オンデザイン、楠見 清、佐藤直樹、福住 廉、毛利嘉孝
パブリックリレーションディレクター  市川靖子
プロジェクトサイトプランナー  一色ヒロタカ+オンデザイン
プロジェクトコーディネーター  川上智子、小林すみれ、高橋ゆか、森田裕子、山内俊幸
プロジェクトサイトコーディネーター  村田百合、宮野健士郎、渡邉莉奈、小澤成美、内藤あさひ、高橋慧一、吉村有史

※2021年4月26日現在の状況をもとに情報を掲載しています。
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策の取り組みについてはプレスページを覧ください。

プレスリリース添付画像

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