(3月23日 16時発表)

浅間山では、15日頃から浅間山の西側での膨張を示すと考えられるわずかな傾斜変動が認められています。

また、20日以降、山体浅部を震源とする火山性地震が増加し、23日に入ってさらに増加しています。

 

 

火山性地震の回数  20日は36回、

21日は68回、

22日は77回、

23日15時までは77回(速報値)

なお、昨日(22日)に実施した火山ガス観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり800トンと

前回(2月25日、200トン)に比べ増加しています。

浅間山では火山活動が高まっており、今後、山頂火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす小噴火が発生する可能性があります。

 

防災上の警戒事項等

山頂火口から概ね2kmの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください。

地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。

詳しくは 気象庁のHPへ

 

噴火警戒レベルが1から2に引き上がりましたが、居住地域の方の生活に影響はありません。

登山者は、引き続き小浅間山と石尊山の山頂までは登山できますが、浅間山山頂には、災害対策基本法等の規制により、軽井沢町からレベルに関係なく4キロメートル以内は立入禁止です。

浅間山の噴火警戒レベルが2に引き上げられました